
注文住宅を建てる場合は、土地を購入した後にハウスメーカーに設計・施工を依頼することになります。規模の小さな会社も含めると全国に非常に多くのハウスメーカーが存在しますが、いずれか1社を選ばなければなりません。候補を数社に絞ってからカタログを取り寄せたりインターネットの公式サイトにアクセスするなどして比較する場合に、どのように選べばよいのか分からずに悩むことがあります。最終的に施工を依頼するハウスメーカーを選ぶ場合は、商品の価格・デザイン・工法・会社の長所(強み)の4つのポイントを比較することができます。
注文住宅の施工費用の大まかな目安は、坪単価で比較をすることができます。ハウスメーカーはグレードや種類に応じていくつかの“商品”を設定していて、標準的な坪単価を明示しています。注文住宅はケースバイケースなので状況によって坪単価が変わりますが、大まかな範囲が決められています。例えばローコスト住宅であれば、坪単価は40万円~65万円くらいです。これに対して一般的な大手ハウスメーカーであれば、75万円~95万円の範囲です。
坪単価を抑えて家を建てたいと考えている人はローコスト住宅のランキングが参考になる!
ハウスメーカーは会社ごとにデザインの特徴が存在し、完成した家の外観や内観のイメージがある程度決まっています。注文住宅はユーザーがデザインを指定することができますが、全体的なテイストや雰囲気はハウスメーカーの特徴が出ます。そのため、自分好みのデザインや雰囲気に合うハウスメーカーを選ぶことが大切です。カタログの写真を見たり住宅展示場に見学に行けば、各社のデザインの特徴を知ることができるでしょう。
木造住宅の構造はいくつかの工法が存在し、メーカーごとに決まった工法が採用されています。会社によっては独自に開発した工法を採用していることもありますが、基本的な構造は決められています。採用されている工法ごとに、建築費用・耐震性・間取りの自由度(壁や柱の量)・断熱性能などに違いがあります。採用されている工法は住宅の性能に大きな影響を及ぼすので、会社を選ぶ際に比較することができます。
多くのハウスメーカーは他社とは異なる特徴を持っており、会社ごとにローコスト、耐震性に優れている、断熱性が高い、間取りの自由度が高いなどの強みを持っています。自分が住宅に求める性能や特徴を長所とするメーカーを選ぶという方法もあります。
ハウスメーカー選びに悩んだら“商品の価格”“デザイン”“工法”特徴や強み”の4つの項目を会社ごとに表にまとめて比較するようにしましょう。商品の価格順に並べてみれば、コストパフォーマンスを判断しやすくなります。