ヘーベルハウスが気になる!災害に強い?

耐震性を考慮した家ヘーベルハウスは1972年に設立されたハウスメーカーの旭化成ホームズの商品名で、テレビCMなどでよく知られている注文住宅のブランドのひとつです。この商品の最大の特徴は、ヘーベルと呼ばれる軽量気泡コンクリート(ALC)を住宅の壁・屋根・床に採用していることです。ALCは重量が軽く、木材と同等の吸湿力や耐火性能を持っています。コンクリートなので耐火性が非常に高く、木材のように湿気を吸収して腐るといった心配がありません。

へーベルハウスは軽量気泡コンクリートを使用していることに加えて、基本躯体構造に頑丈な鉄骨を使用しているという特徴もあります。鉄骨は木材のように腐ることがないので、長持ちします。へーベル(ALC)と鉄骨を組み合わせて建てられたへーベルハウスの主要構造は、耐用年数が60年以上と長くなっています。防水材や・外装材の部材の耐用年数は一律30年に設定されており、建築してから30年目に補修工事を行うことで60年かそれ以上の期間にわたり住み続けることが可能です。

へーベルハウスではロングライフプログラムと呼ばれるアフターサービスが付いており、30年目に補修工事をまとめて実施することが可能です。これに加えて“60年無料点検システム”も用意されているので、長期間にわたり住み続けることができます。ちなみに旭化成ホームズは大手のハウスメーカーなので、安心して長期間にわたるメンテナンスサービスを受けることができるでしょう。

へーベルハウスは頑丈な鉄骨が使用されており、地震や台風などの自然災害に対して強いという特徴もあります。一般に3階建て以上の建物は地震の揺れが大きくなることが知られていますが、独自に開発された制振構造により大地震の揺れに耐えます。ただし、ALCを使用していることは家全体の揺れを小さくすることにはつながっていません。地震の揺れをALCが分散するので十分な耐震性は確保されていますが、2階建ての建物だと揺れが大きくなってしまうというデメリットがあります。

へーベルハウスは歴史が長く、これまで多くの人が住宅を購入しています。個人のブログでも住宅の性能や耐久性についての評判・経験談が書き込まれているので、参考にすることができるでしょう。20年前にへーベルハウスで家を建てた経験のあるユーザーによると、アフターサービスがしっかりしていて建材の劣化も見られないという意見がみられます。

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